ニュースリリース

～輸出入に必要な在庫情報を管理でき、さらなる効率化を実現～

システムコンサルティングおよびシステム開発事業を展開する株式会社エフ・ビー・エス（本社：東京都中野区、代表取締役：井元 道由、以下「当社」）はこのほど、当社の貿易管理システム「PORTNeT（ポートネット）Ver.5」に対応した在庫オプションの販売を開始したことをお知らせいたします。

「wPORTNeT Ver.5在庫」は、PORTNeTで管理する輸出入および国内取引の入出荷情報から現時点での在庫状況が把握できる「PORTNeTVer.5」のオプション機能です。在庫の過剰や不足の発生を防ぎ、在庫管理の効率化により、貿易業務のDX化を実現します。

【本件のポイント

• 貿易管理システム「PORTNeT（ポートネット）Ver.5」の在庫管理オプションを新たにリリース
• 未通関や諸掛り込みの在庫管理や、在庫の自動引き当てにも対応
• ロット管理とトレーサビリティにも対応しており、さらなる効率化を実現

▲ wPORTNeT Ver.5在庫の「在庫照会」画面

輸出・輸入の総取引額は、2021年以降急速に拡大（「財務省貿易統計 年別輸出入総額（確定値）」より）しており、国際貿易は活発化しています。特に輸出業務においては、受注残数の管理や分割出荷対応、取引先ごとの書類作成など煩雑な業務が多く、受注から商品の手配、そして納品（輸出）までの進捗管理の負担も増しています。

当社では、煩雑な処理や管理を効率化する貿易管理システム「PORTNeT」を提供しています。昨今の円安による原材料・燃料価格等の輸入物価の上昇が危惧され、迅速かつ適切な売上・仕入額や利益を把握する必要性が高まっていることをうけ、このたび新たに、「PORTNeT」の在庫管理オプション「wPORTNeT Ver.5在庫」の販売を開始することといたしました。

「wPORTNeT Ver.5在庫」は、棚卸試算の評価や出荷時の適切在庫の引き当てそして、輸入業務特有の未通関在庫も含めた在庫の把握などがおこなえ、在庫管理業務の見える化や効率化により、貿易業務のDX化を実現します。

▲PORTNeTで行える輸出入業務フロー図

wPORTNeT Ver.5 在庫オプションの特長

1.    未通関や内貨の在庫管理に対応

入庫済みや発注残の在庫の他に、Invoice は入手済で貨物は洋上にある未通関も把握できます。

▲オーダ（発注内容）に対し、「発注残」「未通関在庫」「倉庫別在庫」の数量や金額が分かります

2.    在庫の先入れ先出し自動引き当て

伝票入力中に該当製品の在庫状況を照会して、出荷可能な在庫を引き当てて未入荷や在庫不足の製品を出荷指示するなどのミスを防げます。在庫の引き当ては個別に指定したり、商品が入庫した順に自動で引き当てることが可能です。

▲先に入荷した在庫から出荷引き当てを行う先入先出法に対応します。

3.    在庫の棚卸計算

棚卸試算を評価するにあたり、複数の在庫の棚卸評価基準を用意しています、社内の運用に合わせて利用できます。また「月次総平均」以外に、商品コード別に最後に入庫した時の単価を採用する「商品別最終単価」や、商品マスタの在庫評価金額を採用した「標準原価」などに対応しています。

▲商品別月次総平均での在庫単価の計算イメージです。

4.    ロット管理とトレーサビリティ

商品の入荷時に明細単位でロットNo. を付与して、ロット管理できます。ロットNo. は出荷時の商品にも紐づけられるためロットトレースも可能です。

▲ロットNo.別に出荷先を調べるなどのロットトレースがおこなえます

製品の詳細について

PORTNeTについて

PORTNeTは、輸出や輸入に伴い発生する各種取引の契約情報や、外貨での取引情報等を管理する販売管理ソフトで、貿易に伴う多種類の書類の作成や契約条件等の管理、契約または発注の分納管理、外貨での取引内容や各種残高（契約・発注・買掛・売掛） 等を一元管理できることが特徴で、6,400以上のユーザに利用されています。

製品詳細URL https://www.fbscorp.com/portnet